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艦コレすげーのな。
(公式HP:http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html)
-Wikipediaより抜粋-
『艦隊これくしょん -艦これ-』(かんたいこれくしょん かんこれ)は、角川ゲームスが開発し、DMM.comが配信しているブラウザゲームである。大日本帝国海軍の艦艇(軍艦)を萌えキャラクターに擬人化した、「艦娘(かんむす)」と呼ばれるキャラクターのカードをゲーム中で集め、強化しながら敵と戦闘し勝利を目指すという内容である。
私、何を隠そう擬人化サブカルチャー研究をやっていると言い聞かせて遊んでいる者ですから
漫画からゲームからいろいろ見てきましたけど、これはすごい。
①これまで培われてきた萌え要素がほぼすべて網羅されている
ドジっこ、オレっこ、眼鏡っこ、僕っこ、関西っこ、大和撫子、
妹系、姉系、腹黒系、自虐系、アイドル系(那珂ちゃんだよー)、
艦娘同士の姉妹関係、親友関係、同艦隊戦友関係、
これらの要素が史実としての艦艇の特性をメタファーし、萌えを追加する形で表現されている。
潜水艦=水着という発想は正直驚いた。
そして、これまで主に絵師さんによって表現されてきた萌えの要素が、
声優さんによるフルボイス化によって、例えば関西弁から音程の高低に至るまで、
隈なく、また新たに表現され得ることとなった。
青葉=従軍記者が乗っていた=記者っこ=恐縮です!という発想がすごい。
②ギャンブル要素
プレーヤーは鋼材・ボーキサイトなどの原料を集め、
それらを配合することで新しい艦娘を建造できる。
このとき、この数量配分(レシピ)でこの艦娘を建造できるという一対一対応ではなく、
「このレシピならこの艦娘の生まれる確率が何パーセント、何パーセント」と決まる。
レア度の高い艦娘は、大量の開発原料をつぎ込んで確率がほんの数パーセント、になることもある。
この運の要素がまさしくギャンブル。
こつこつ貯めて、賭け、祈り、当たったら歓喜。
この一連の流れをお金を使わずできる、というのがすごい。
かく言う私も翔鶴お姉さまが出たときは泣いた。まるゆでも泣いた。
③ケッコンできる
そしてついに、レベルを最大値まで上げた艦娘とケッコンカッコカリできるシステムまで実装されました。
なんてこったい!
で、このケッコンカッコカリというのが、
「性的なもの」を匂わすことを意図せず、それでいて艦娘との「関係を深める」
という画期的な表現となっていることに留意したい。
先日、嫁(人間)に嫁(長良)を見られまして(錯乱)、
「戦って攻撃を受けて、服を脱がせるのが目的なの?」
といった感じのことを言われましたが、
それは違う!と、私は声を大にして言いたい。確かにまるゆの中破絵をみたときは「アカン(かも)」と思ったが、
これだけは言える。
萌えはエロを目的としていないのである。
似たようなことが前にもあった。
研究室の人に「擬人化たん白書」がいかに優れた学術書か、ということを説明しても、
「こんな子を見てむらむらしているのか」といったことを暗に明に言われるのである。
確かにエロの要素を含んだものであるのかもしれないが、
萌えとはきっともっと違う別の何かなのである。
こいつをうまいこと言葉で表現できないのがもどかしくてしかたない!
人が何かを擬人化するとき、本人の自覚なしに
その人(あるいは人間一般)の価値観、人間性、イデオロギー、あるいはは偏見があらわれてくると思う。
その垣間見られるものを考えるのが擬人化研究のおもしろいところだろう。
そして、鳥獣戯画の時代から、現代に至り突如現れた「萌え」なるものをどう言葉で表現するか、今後も考え続けていきたい。
私たちの戦いはこれからだ!
【アリス先生の次回作にご期待ください。】
(妄想終わり)
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