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あるタイムパトロール隊員の1日。
紀元前X年の北半球F-35ブロックをタイムテレビで捜査していたところ、時間犯罪者と思しき人物1名を発見。しかし今のところ歴史が改変されるほどの行動を起こしてはいないため、犯罪として立件することは難しいと考えられる。
~タイムテレビを早送り~
容疑者Aは人民から神として崇められ始めている。
~タイムテレビを早送り~
容疑者Aは人民に作らせた地下施設に未来の道具を運び込み、地殻変動を起こそうとしている。至急、地質学者に見解を求める必要あり。現在の地質データとの照合を急がせる。
~タイムテレビを早送り~
ドラえもん一向が容疑者Aを拘束したことを確認した。データの照合が終了し次第、時間派出所の人員を向かわせる。
時間派出所の隊員より連絡あり。
「無事、ドラえもんを確保」
紀元前X年の北半球F-35ブロックをタイムテレビで捜査していたところ、時間犯罪者と思しき人物1名を発見。しかし今のところ歴史が改変されるほどの行動を起こしてはいないため、犯罪として立件することは難しいと考えられる。
~タイムテレビを早送り~
容疑者Aは人民から神として崇められ始めている。
~タイムテレビを早送り~
容疑者Aは人民に作らせた地下施設に未来の道具を運び込み、地殻変動を起こそうとしている。至急、地質学者に見解を求める必要あり。現在の地質データとの照合を急がせる。
~タイムテレビを早送り~
ドラえもん一向が容疑者Aを拘束したことを確認した。データの照合が終了し次第、時間派出所の人員を向かわせる。
時間派出所の隊員より連絡あり。
「無事、ドラえもんを確保」
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掃除機の無慈悲さは銃のそれに似ています。刀剣と違って、銃には人が死に行く感覚が残らないように、掃除機は、ごみを薄暗闇に吸い込んで包んでそのまま、まるごとポイです。我々が生み出したはずのごみに対して、まるで執着の無い態度。話の裾野を広げれば、無関心こそ、人間として最も非情な態度ではないでしょうか。
「コロコロは、慈悲と憐憫の道具です。」
掃除機とは全く異なり、集めて張り付いたごみに触れ、眺めながらシートを剥がす必要があります、何度も。その手は菩薩の手、その目には憐憫の涙です。そして私は、下宿の掃除をするときにはいつもコロコロを使っています。話の裾野を無理に広げれば、自分は毛の国の王子様ではないかと思われます。
出不精だからデブ性なんだよ、なんて、最低な駄洒落を思いついてしまった自分が情けないです。こんな私でごめんなさい。これから食べようとしている白菜にごめんなさい。毎日路みつけているアスファルトにごめんなさい。
嘘は嫌いです。
「好きだ」なんて、言い切れるはずもありません。
よって私が仮に告白というものを試みるのであれば、きっとこういったセリフを口にするべきなのだと感じています。
「あなたに、興味があります。あなたへの好奇心が、私の胸を熱くするのです」
好奇心、すでに『好』きという字が込められていました。
「好きだ」なんて、言い切れるはずもありません。
よって私が仮に告白というものを試みるのであれば、きっとこういったセリフを口にするべきなのだと感じています。
「あなたに、興味があります。あなたへの好奇心が、私の胸を熱くするのです」
好奇心、すでに『好』きという字が込められていました。
アリスは、ある『理想的な合わせ鏡』について、あれこれ思いを巡らせました。
「光をまるごと反射して、かといって、この長く美しい髪の毛を、まったく映さない鏡と鏡。それも、誰も文句のつけようのない、真正面を向いた鏡と鏡!これなら、鏡の奥の奥へと入っていって、そのうち私の体も小さくなって、いつか、鏡の国へと出られるかしら。」
Down...down...down...
「随分歩いてきたけれど、もう、元の世界がどの鏡の間にあるのか、わからなくなってしまったわ。」
歩き疲れたアリスは、鏡の縁にもたれて座り、一休みをしていました。すると、赤いドレスに身を包んだ女王様が、アリスの座っていた鏡の中から現れて、奥の鏡へと走り去っていきました。慌ててアリスも追いかけます。
「あなたも鏡の国へ行きたいの?」
「"行く"だって?私はどこへも行かないさ」
「じゃあなぜ、あなたはそんなに必死に走っているの?」
「鏡が結んでいるのは光、光が結んでいるのは像、像が結んでいるのは瞳。そう、その場にとどまるためにはね、全速力で走り続けなければならないんだよ。」
理想的な合わせ鏡、そのいちばん奥にあるのは、自分の眼です。
「光をまるごと反射して、かといって、この長く美しい髪の毛を、まったく映さない鏡と鏡。それも、誰も文句のつけようのない、真正面を向いた鏡と鏡!これなら、鏡の奥の奥へと入っていって、そのうち私の体も小さくなって、いつか、鏡の国へと出られるかしら。」
Down...down...down...
「随分歩いてきたけれど、もう、元の世界がどの鏡の間にあるのか、わからなくなってしまったわ。」
歩き疲れたアリスは、鏡の縁にもたれて座り、一休みをしていました。すると、赤いドレスに身を包んだ女王様が、アリスの座っていた鏡の中から現れて、奥の鏡へと走り去っていきました。慌ててアリスも追いかけます。
「あなたも鏡の国へ行きたいの?」
「"行く"だって?私はどこへも行かないさ」
「じゃあなぜ、あなたはそんなに必死に走っているの?」
「鏡が結んでいるのは光、光が結んでいるのは像、像が結んでいるのは瞳。そう、その場にとどまるためにはね、全速力で走り続けなければならないんだよ。」
理想的な合わせ鏡、そのいちばん奥にあるのは、自分の眼です。