×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
理学部たる者、あらゆる仮説に対し懐疑的であることが必要だと思います。そして殊更信じてしまいがちな自分自身の仮説にこそ、より心を澄ませて臨むべきだと思っています。
例えば、「私が彼女を愛している」というのもいわば仮説であって、「彼女といると胸がドキドキする」「彼女を思うと胸が苦しくなる」などのような実験結果が得られようとも、その仮説が真であるための十分条件には及ばないのです。酔った時の行動を見て、私がどう感じるかはわかりません。寝てみてどうかなど、やってみなければわかりません。まだまだ、実験データが足らないのです。一緒に生活をして初めてわかることもあるでしょう。20年30年経った時、私の気持ちが変わらぬままであり続ける保障もありません。確かめてみないことには「私が彼女を愛している」かどうかなど、結論付けられるはずがないのです。
そして「これが結婚ではないか」
という仮説が、また新たに生まれました。
PR
この記事にコメントする