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恥の多い生涯を送っています。
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まず私は私こそが世界で最も良い男であると確信しています。と同時に、私は私こそが世界で最もダメな男であり、世のすべての人々から口汚く罵られ、軽蔑され、村八分にされるべき男であると確信しています。私は矛盾の極致とも言うべき二つの精神の持ち主です。
この二つの精神は同時に登場することはなく、入れ替わりながら私を貫きます。前者は異性と交遊する時、及び大勢の人の前で何かを発表する時に訪れる精神状況です。それ以外の時は常に後者です。つまり、たいていの場合私は後者の精神状態にあると考えてくだされば間違いないのです。誉められるのが苦手、おだてられるのが苦手、あまりに持ち上げられ過ぎた時は、冗談っぽく高慢ちきな態度でえっへん、と言ってみたりして誤魔化します。
私は自分がけなされて然るべき存在だと思っており、けなされることに快楽すら覚えるのです。世界で最も良い男の精神状態にある私ならば、この今の私を、『加害妄想的マゾヒスト』と端的に言い表し、それ見ろ、世界一の私だからできる業なのだと一人胸を張ることでしょう。しかしながら今の私(本当の私と言えます)は、自分のような人間は快楽を感じてはいけないのではないか、とさえ思っているので、いったい私は誉められるべきか、けなされるべきか、それさえ定かでないのです。いっそ無視されるべきなのでしょうが、基本的に人間が好きなので、話すべきか話さざるべきかそこでまた葛藤、結果として、私と知り合ったことが君の不幸の始まりだ、ごめんなさい、なんて思いで日々を過ごしている次第なのです。
最後に、私が陥っている精神状態の分裂が、躁鬱状態の差によるものではないということを明記しておきます。酒を飲めば紛れるような、気分的な問題では決してないのです。加えて言っておくと、それぞれの精神状態に躁と鬱があります。そしてもうお気づきかもしれませんがこの『人間合格』は、世界で最もダメなのだが、いかんせん、躁状態、の男が手記を綴ったものなのであります。
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花占いの危うさに気が付いて、ぞくりとしました。

「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」と虚ろな表情で呟きながら、幼気な花弁を一枚一枚毟り取る。「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」…「好き。」やっぱり、そうなのね、うふ。無数の花弁が散らばったソファーには女がひとり、写真の男をうっとりと眺めながら、残った茎を、むしゃむしゃと食べ始める。花瓶にはもう水しか残っていない。もう一度、確かめなくっちゃ。あなたの気持ち。あなたへの気持ち。そして女は自分の髪の毛を一本一本抜き始める。「好き」「嫌い」…
UNOは嫌。だって頭を使わないから。順番が回ってきて、出せるならカードを出す、出せないならカードを引く。マニュファクチュア、だったかしら、ベルトコンベアーの前で黙々と作業をしているよう。流れ作業で作っているのは一個の敗者。そう、UNOは無作為に敗者を作り出す一連の作業、だと思う。残り一枚になったらウノって言わなくちゃいけないルールも、取ってつけたみたいでなんだか下品。

大富豪は好き。だって頭を使うから。階段、砂嵐、スペ3、5とび、7わたし、8ぎり、10すて、イレブンバック、革命、あらゆる可能性の中から、私だけの戦略を選ぶ、それも相手の出方を窺いながら。私の出したカードが、パス、パス、パス、場を席巻する。想像するだけで、堪らなく、どきどきしてしまう。勝った人が次のゲームで有利になるのも魅力的。頭の固い人は差別だって言うかもしれないけど、強者と弱者をつくるからこそ、抑圧する楽しみ、下克上の楽しみが生まれると思うの。私が哲学者ならルサンチマンとか難しい言葉で、だからこそ的確に、大富豪の魅力、説明できるんじゃないかしら。もっと勉強しなくっちゃ、そう思う。
サントリーが作っている清涼飲料水「なっちゃん」シリーズにエロさを感じてしょうがないです。白いなっちゃんが特にエロいと言う私に対し、友人の反応は冷ややか。でも私が間違っているとは思えないのです。「なっちゃん」を飲み物にするなんて!と思ってしまうのです。

※関連リンク→http://www.suntory.co.jp/news/2008/9981.html

 

「系登録条件を充たしていない者に対する特別措置」申請書

 

平成18年度入学 不思議ノ国ノ大学理学部

学生番号:0500-18-****  アリス 
 

不足単位数:C群・第二外国語)

 

 

謹んで、特別措置の申請を致します。

 

①必要単位を修得できなかった理由

 理由は、偏に私の努力不足です。自己の向上のために第二外国語を修得するという意識が足らず、また、「この程度の勉強で合格するだろう」と高を括って万全の状態で試験に臨まなかった自分を、今では堪らなく恥じています。単位不足となって初めて自分の至らなさに気付いたということも、情け無いの一言です。

 私が必要な単位を修得できなかった理由は、教務連絡にあるような『やむを得ない理由』には当たらないかもしれません。しかしながら、お頼み申し上げます。私に系登録資格を認めてください。晴れて系登録が認められた暁には、不足な単位を補うばかりでなく、正規に系登録を全うした者以上の努力を、専門科目へと注ぐ所存です。どうか宜しくお願い致します。

 

②不足単位修得計画

 恐縮ですが、仮に系登録の認可が下りたならば、私は生物系を希望したいです。そこで生物系に進めたと仮定して時間割を作成したところ、金曜5限目のドイツ語ⅡA(T先生、もしくはY先生)を選択すれば、3回生配当の生物学の専門科目や週4日ある生物学実習に影響が出ないことがわかりました。順調に単位を取ることができれば(無論、絶対に単位を取る覚悟ですが)、3回生の前期終了時点で系登録に必要な単位数が揃うことになります。4回生時における課題研究への影響は、全く無いものとお考えください。

 

申請内容は以上です。

不躾な文面、失礼致しました。

 


不思議ノ国ノ大学理学部 アリス




追記:無事に進級することができました。


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