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恥の多い生涯を送っています。
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嘘は嫌いです。

「好きだ」なんて、言い切れるはずもありません。
よって私が仮に告白というものを試みるのであれば、きっとこういったセリフを口にするべきなのだと感じています。
「あなたに、興味があります。あなたへの好奇心が、私の胸を熱くするのです」

好奇心、すでに『好』きという字が込められていました。
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アリスは、ある『理想的な合わせ鏡』について、あれこれ思いを巡らせました。
「光をまるごと反射して、かといって、この長く美しい髪の毛を、まったく映さない鏡と鏡。それも、誰も文句のつけようのない、真正面を向いた鏡と鏡!これなら、鏡の奥の奥へと入っていって、そのうち私の体も小さくなって、いつか、鏡の国へと出られるかしら。」

Down...down...down...

「随分歩いてきたけれど、もう、元の世界がどの鏡の間にあるのか、わからなくなってしまったわ。」
歩き疲れたアリスは、鏡の縁にもたれて座り、一休みをしていました。すると、赤いドレスに身を包んだ女王様が、アリスの座っていた鏡の中から現れて、奥の鏡へと走り去っていきました。慌ててアリスも追いかけます。
「あなたも鏡の国へ行きたいの?」
「"行く"だって?私はどこへも行かないさ」
「じゃあなぜ、あなたはそんなに必死に走っているの?」
「鏡が結んでいるのは光、光が結んでいるのは像、像が結んでいるのは瞳。そう、その場にとどまるためにはね、全速力で走り続けなければならないんだよ。」


理想的な合わせ鏡、そのいちばん奥にあるのは、自分の眼です。
ちょっとエロい言葉シリーズ⑪

「びっくりまんチョコ」 
この手記は世界のナベアツ公に敬意を表するものです。彼は1から40まで数え上げる間に、3の倍数と3のつく数字の時だけアホになりますが、人間、えてして賢くはなるものの、アホにはかえってなり得ぬものです。しかし、彼は何の躊躇もなく平然とアホになります。私は彼がアホになっているときむしろ彼に「知性」を感じるのですが、そういう意味ではやはり彼はアホになっていないのか、むしろ私がアホなのか、もう全部どうでもよくなって、アホみたいに笑ってしまいます。R-1グランプリ王者の栄冠は彼に輝くべきだったと思います。しかし、審査員はやはり審査員としての責務を果たさねばならず、アホになりきることができなかったのでしょう。アホはえてして評価されぬものです。アホはアホとしてあるためにアホでなく、しかしアホでないアホからアホと罵られ、それでもアホからアホと称えられるアホなのです。私も早く世界のアホになりたいです。
私は誉められて伸びる子ではありません。誉められれば素直に喜ぶ性格ですが、その分調子に乗って失敗する場合が、ほとんどです。かといって、私は叱られて伸びる子でもないようです。叱られて不貞腐れることはなくとも、ただ、しょんぼりとして、益々惨めな思いをするだけです。どうも自分は、人から物を教わって伸びる子ではないようです。いやむしろ、芽を出さぬまま、種のまま生涯を終える子と言う方が、適当かもしれません。

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